日本産婦人科・新生児血液学会 事務局

産業医科大学
小児科学教室内

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学会員から若い先生がたへのメッセージ

「若い先生がたへのメッセージ」

秋田赤十字病院産婦人科
佐藤宏和 昭和60年卒業

2002年、Jリーガー高原直泰が飛行機での移動に際して、ビジネスクラスを利用していたにもかかわらず肺塞栓症を発病したことをご記憶の皆さんも多いと思います。

ちなみに高原選手だけは2006年のワールドカップドイツ大会へはファーストクラスがあてがわれたとのことです.血液に関しては血栓止血学会・血液学会など他にも関連学会はあるのですが、産婦人科。新生児の分野で血液,特に凝固線溶学に興味があるのであれば私たちの学会への入会をお勧めします.私自身は婦人科腫瘍医なのですが,折に触れてこの分野の知識が発揮されています。

 今年1年間で卵巣癌に脳梗塞を併発したトルーソー症候群を2例経験しました。日々めまぐるしく変わる血液凝固状態に迅速に対応できたのも、この学会への参加で培った知識があればこそと感謝しました。妊婦や新生児ではもっと多くの症例があるに違いありません。また、同じ血栓症であっても,妊婦や新生児には一般成人にはない独特のキャラクターが存在します。日本産婦人科新生児血液学会は規模の小さい学会ですが、その分だけ内容が濃厚で、大脳皮質が刺激される頻度はマンモス学会の比ではありません。

 ぜひ、私たちの仲間になって、切磋琢磨しましょう。